薬師如来尊堂
- 中屋別館不動閣

- 7月4日
- 読了時間: 2分
中屋のお薬師様の屋根を新しく架け替えました。

薬師如来
病気を治し、健康を司る仏像です。
人々の病苦を救い、健康や長寿をもたらすと信じられています。
古くより温泉と薬師如来を結びつける信仰があり温泉地や旅館の近くにみられます。
病気やケガの治療を願いながら温泉につかる。
信仰と温泉の結び付を強く感じます。

本館があったところから真っすぐお薬師様で階段でつながっています。

ちなみにこの鳥居は寛政十二年の文字が刻まれています。

歴史ある建物です。中屋はなぜが女人禁制でこの中に女性は入ることができません。

冬になるると人が入れない位雪が積もってしまいます。雪の重みで潰れないように茅葺の屋根を少し残しその上にトタン屋根を作りました。これもまた歴史の一部になっていくのだと思います。
日々お薬師様に感謝し温泉も歴史も守っていきたいと改めて感じました。

もともと茅葺屋根についていたのを付けていただきました。

今は、お薬師様から階段を降りると「やまの湯けむり広場」になっています。
「湯の池」や温泉で回る「湯車」があったりデッキコーナーや四阿があり人々の憩いの場になればとエリアで整備しました。

雪に閉ざされるお薬師堂ですが中屋では大晦日にしめ縄をかけにいく大切な行事があります。
階段も深い雪になるので雪壁を登るように行きます。
遠く昔からの信仰を大切に守り繋げていきたいと思います。




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